花見牡蠣の便り

宮古の山根幸伸さんから嬉しい知らせが入った。それは震災後ようやく花見牡蠣を出荷できるようになったとの連絡であった。しかし花見牡蠣を養殖しているのは山根さん含め二人だけなので、数はあまり出せないと言うが、早速仕入れ食べて見たが、さすがに粒の大きさ濃厚なコク、甘みは健在だ。花見牡蠣を待っている人がいるはずと、水沢きくすいとカトルセゾンでおすすめメニューで出しているので、もし良かったら味わって見て下さい。

宮古の山根幸伸さんから嬉しい知らせが入った。それは震災後ようやく花見牡蠣を出荷できるようになったとの連絡であった。しかし花見牡蠣を養殖しているのは山根さん含め二人だけなので、数はあまり出せないと言うが、早速仕入れ食べて見たが、さすがに粒の大きさ濃厚なコク、甘みは健在だ。花見牡蠣を待っている人がいるはずと、水沢きくすいとカトルセゾンでおすすめメニューで出しているので、もし良かったら味わって見て下さい。

小さな春 ひにひに暖かさが増し、桜の蕾がふくらみ始めました。実は我が家の庭に15年位前に植えた春蘭が毎年かわいらしい花を咲かせてくれるのですが、今年はどうだろうと見てみると、ありました片隅にまだ蕾の春蘭が。後2~3日と言う所ですがこれから沢山の花を咲かせてくれるはずです。ちなみに花言葉は、「飾らない心」、「清純」等だそうです。

以前から取引のある栄進流通の社長に、旨い牡蠣があると連絡が入り宮城県石巻にある桃浦漁港え行って来た。場所は、牡鹿半島にあり途中幾度となく曲りくねった路を進んで行くと、パット辺りが開けた場所に着いた、そこが桃浦漁港である。仙台水産石巻連絡所所長の阿部武志さんが出迎えてくれたのだが、漁港にはポッンと牡蠣剥き加工場だけで辺りには何も無く津波の恐ろしさを感じさせる。しかし震災後、ガレキの中から養殖筏の生き残った牡蠣を何とか集め、十数台の筏で養殖を再スタートさせ色々な困難を乗り越え震災からようやく牡蠣の水揚げができるまでになったと言う。
桃浦牡蠣はコク、甘み、大粒が特徴だと言う。それと牡蠣が美味しいのは11月頃ではなく4~5月頃が本当は一番旨いそうです、残念ながら生食は3月29日で終ってしまったが、焼牡蠣や蒸した加熱牡蠣がしばらくは味わう事が出来るそうです。
オッ 目の前に焼き牡蠣が、いただきま~す ウ旨い ‼

金ヶ崎石母田さんの苺「べにほっぺ」 まちにまった石母田さんの苺が今年も取れ始めたと言う事で、取材に行って来た。 挨拶も早々にハウスに入れて頂くと何とも言えない程苺の甘酸っぱい香りがあたり一面に降り注いでいる。いちご狩りに来た方が、「この苺で香水を作ってほしい」と言ったそうだが、まさに香水のようだ、それでいてとても優しい香りである。しかし、1月上旬ころ厳しい寒さの影響で収穫時期が少し遅れたそうであるが今は徐々に回復していると言う。そして石母田さんのこだわりは完熟である。市場に出ている大半の苺は7割ほどの熟成で出荷しているそうだが、石母田さんは完熟苺だけを摘み取り出荷している。だが摘み取ってからどうしても糖度は下降していくそうなので、出来るだけ早く食べてほしいと語る。 と言う事で私も一個いただいて、う・甘い・・・。しかし、石母田さん曰く「まだ甘みが足りない」これでも十分に甘いと思うのだが妥協を許さない、これが石母田さんの苺ファンが多い訳なのかもしれない。 今年も頂きます。

11月8日イーズで食の匠が開催された。江刺での開催は2回目だが、プラザと合わせ第9回を重ねた。今回は奥州・金ヶ崎食の匠の皆さんで、伝承料理をアレンジした創作料理を味わって頂く事となりお客様に喜んで頂けるよう練りに練った満足のいく一品に仕上げその日を迎えたのです。当日沢山の方々にご来場して頂き会が始まってからメニュー説明の時には少々緊張していた様子でしたが各テーブルを回りながら感想や料理の作り方などを話す姿はとても誇らしげで皆さん嬉しそうでした。その笑顔を見ていると又、伝承料理普及に多少なりとも携わっていけたらと思います。

里芋の原種と言われるツルクビが時期をむかえた。今年は干ばつで他ではなかなか思うように取れないと言うが、ツルクビは上デキのようだ。ここ川崎の河川敷にある畑に毎年作づけするのだが今年は、植える時期と北上川が一度洪水になり畑が冠水した事が影響して良い結果を招いたのではないかと言うのは川崎鶴の芋研究会会長の千葉秋子さんと会員の皆さんである。終始ニコニコして作業をしている皆さんの笑顔がこの豊作を語っているようだ。そして今年も独特の粘りは健在で形も大粒だそうで、即頂いて帰り是非お客様に味わって頂き喜ぶ顔見たいものだ。

10月12日江刺ホテルイーズで、「まるごと江刺を食べよう」第二弾として~梁川羊飼育者の会が開催され、今回は220名ものお客様にお越し頂いた。県南広域振興局農政部の山田亙氏の挨拶から始まり、次に羊の会メンバーの方々に思いを伝えて頂いた。サフォーク種の羊飼育を始めたのは、耕作放棄地の雑草を食べてもらい草刈りなどの負担を軽減する役目もあるそうです。現在メンバーは10名で3年前から始めたそうである。そして本日のメインである羊料理の数々だが、羊が苦手だと言う人も多いと思うが、梁川の羊は私も以前試食したが、柔らかくてクセが少なく驚くほど食べやすかった。梁川の野菜と合せ風味豊かな料理長の自信作である。お客様のお声も上々で、まさに「三方皆よし」と言った感じである。

今、江刺ではリンゴの収穫時期、毎日が忙しくリンゴ農家を訪問するにも気が引けるが改良普及センターの佐々木さんの紹介で愛宕のリンゴ生産者、岩渕壽子さんに会いに行って来た。料理に合う少し酸味のあるリンゴを希望、岩渕さんは20~30種類ものリンゴを生産しているらしく今日はジョナゴールドの早生でモーレンズ等何種類か試食させて頂いた。食べて見ると、さすが江刺のリンゴは美味い、風味、香り、歯触りどれをとっても申し分ない。岩渕さんが作っているリンゴジュースを加えパウンドケーキをデザート担当に作って頂いた、いい出来じゃないか、やはり素材が大事と改めて感じた。

西和賀産業公社の廣瀬さんが、美味しい岩魚を持って来てくれたので是非養殖場を見たいと廣瀬さんに頼んで、湯田養魚場に連れて来てもらった。産業公社の藤原さんの自宅の近くと言う事もあり同行してくれ養魚場に着くと高橋さん夫婦が私たちを出迎えてくれた。岩魚の養殖場は、ここからは更に車で20分位山中に入った場所で時折クマが出没すると言う程の場所で、まさに大自然の中に生簀があった。生簀の中には、25000匹岩魚がいるそうで、水はもちろん川の水でミネラルが豊富で魚の成長も早いと言うし、養殖魚特有の臭みが無く身が締まっていた、美味しさの訳がこれで納得!!この岩魚で有馬煮を作ったところ沢山の方々に喜ばれたのである。今回も素晴らしい食材に会えた事、それから西和賀の食材の豊富さにただ感謝である。 相沢

奥中山高原で野菜を栽培している、西舘正子さんの所にお邪魔して来た。青々とした広大な畑が並ぶ最高のロケーション、実に清々しい。西舘さんに話を聞くと今がトウモロコシの収穫時期で、恵味(めぐみ)と味来(みらい)の二品種を出荷していると言う、さっそく味見を、どちらも甘いし歯ごたえが良い。美味しく作る秘訣を伺ったところ、ここ奥中山は朝晩の寒暖差が激しいところでそれで甘みを増すのだという。実はこの2~3週間後位にピュアホワイトが収穫できるそうで、生でも食べられる事で知られているトウモロコシある、是非送ってもらうことにし帰路に就いた。数日後待ちに待ったトウモロコシが、着いたのでさっそくレストランのセットメニューの中に入れたところ、お客様から「すごく美味しい。」「もっとちょうだい。」「お土産に持ち帰りたい」。などたくさんの声が寄せられたのである。私も少しだけ食べたが実に甘くて美味しい、もっと食べたいと思ったのはこのトウモロコシが初めてかもしれない。奥中山の大地の恵みよありがと~。キッチンセンター長 相沢和広