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陸に上がった共徳丸

東日本大震災から、早いもので丸9年が経ちました。
プラザイン水沢では、今年も藤城清治さんの「陸に上がった共徳丸」の絵をフロント脇に飾らせて頂いております。

藤城清治さんってどんな人??
日本の影絵作家さんです。
自ら編み出した方法で、カミソリと数百色のカラーフィルターを操り、こびとや猫などの愛らしいモチーフから、聖書や童話の世界、風景画など幅広いテーマで独特の世界を創り続けている作家さんです。


この絵の舞台も東日本大震災の被災地「気仙沼」です。
題材になっているのは、大震災の津波によって800メートルも陸に押し流された第18共徳丸(全長800m、総トン数330トン)。
当時89歳だった藤城さんが、実際に気仙沼に行ってスケッチをして描かれたものだそうです。

いつもお世話になっている水沢農薬の佐藤剛社長のご好意で毎年貸して頂いているもので、より多くの方に見て頂くことでいつまでも忘れずにいて欲しい・・・という佐藤社長の想いも込められています。

東日本大震災から丸9年。
今年は政府主催の追悼式典は、コロナウイルスの影響で中止になったようですが、
亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、14時46分には黙とうを捧げたいと思います。