2014年のお知らせ

西和賀の山菜

この時期になると、山菜を届けてくれる西和賀産業公社と一緒に小田島薫さんの山菜の圃場視察に行って来た。小田島さんの所からは、いつも沢山の黒蕨を仕入れているが、ここの蕨は、粘り、太さ、そしてアクが少なく採りたては生でも美味しい。さっそく頂いたが清々しい風味とねばりは「素晴らしい」の一言である。他にも、しどけやこしあぶら、葉わさび、ウルイ、ゼンマイ、そしてクレソンを栽培しているのだが、広大な場所にあたかも自然に自生しているかのようである。西和賀の冬は雪が2~3メートル降り積ると言うがその厳しさと、小田島さんの山菜に掛ける絶え間ない努力と情熱そして、御年82歳になられたそうですが、私より若さを感じられる程で、本当に頭が下がる思いです。これからもたくさんの方々に、この山菜を食べてもらいたいです。                                            相沢和広

漢方和牛

4月16日宮城の築館にある、漢方和牛の関村牧場さんに行って来た。高速道路沿いに自宅があり、そこで我々を迎えてくれたのが代表の関村清幸さんである。恰幅のいい人だと第一印象だったが、若い頃にレスリングで鍛えた体で、宮城県代表で国体3位の実力だったそうである。なるほど~納得。関村さんが「まず建物の後を見て」と後ろの山を見てビックリ 急斜面に牛が、それにこんなに近くにいたなんて全く意表を突かれた感じである。牧場の牛は、父親は黒毛和牛、母親は褐毛和牛で自然交配にこだわっているが、餌もこだわりのひとつでブランド名でもある漢方は、14種類で色々と試行錯誤した結果今の配合にたどり着いたと言う。この餌により、脂肪バランスが程良く、香りが良いのが特徴だと言い、まず味を見てくれと案内されたのが「直営レストラン」これもこだわりのひとつである。バイタリティーあふれる関村さんには、驚かされることばかりである日であつた。

宮古の花見カキ

桜の開花があちらこちらで聞かれますが、この時期もう一つ楽しみなのが、宮古の花見カキです。4月12日から出荷が始まると宮古の山根さんから知らせが入り、当センターに14日初入荷しました。昨年台風の落下被害の影響で入荷数が少し減るものの、今年もふっくらとした身で、旨味の凝縮した味は健在です。さっそく各店に納品しますので、皆さんも、食べて見て下さい。

江刺のアレッタ

東北ではまだなじみ薄いアレッタと言う野菜を紹介します。その圃場へ案内をしてくれたのは、JA江刺の小澤英史さんで、道すがら話を聞くと、小澤さんが生産者の及川貢さん、熊賢一さん、小原得志さんに紹介し昨年秋頃から空いたハウスで栽培を始めたそうです。ケールとブロッコリーの掛け合わせで、茎ブロッコリーに似ていて、蕾にはカロテンなどがブロッコリーの3倍も多く含まれている野菜だそうです。今回は及川さんのハウスに行き、忙しい作業中にもかかわらず、話を聞くことが出来ました。5アールのハウスで約1000株のアレッタを栽培し、4月中は収穫出来るそうです。さっそく生で食べて見ると、甘い‼ それに程良い苦味があり、それでいて嫌なクセがないのでいろんな料理に合いそうである。寒さに強いので来年は露地栽培を検討しているとか、来年も楽しみである。

「地域応援プロジェクト」

振興局主催で「地域応援プロジェクト」の説明会が3月24日当ホテルで開催された。各関係機関や生産者の方々が集まり、ビジネス交流会を通じて官民,力を合わせ様々な形で生産者を応援していく趣旨を説明した。我グループでも昨年は応援プロジェクト「想いをカタチに」を江刺で行ってきたが、今年は奥州・金ヶ崎の生産者を中心にイベントを開催して、生産者とその生産品をピーアールしていきたい。センターでも、商品開発の依頼があれば、協力していき、そして生産者の人達に、もっと笑顔になっていただけたら幸いである。

金ヶ崎の長芋「金精」

金ヶ崎で長芋を作っている高橋康博さんの所に行って来た。さすがに雪の多さには驚きである、そのうえ辺り一面真っ白、どこを見ても同じに見えて途中道に迷いそうになる程であった。挨拶も早々に話を伺うと、「すべては土作りから始まる」と言う。有機栽培で、ミネラル豊富なノルウェー産の海藻粉末を使用、そうする事でより作物が旨味を増すとの事。さらに牛も育てその堆肥で肥料も作るなど徹底している。用意してもらった長芋を食べたが、ねばりが強く旨味もあり美味しい。さっそく頂いて帰り試作を数品作ったが、どれも美味しい、流石こだわりの逸品である。そく購入決定~。

123