2006年のお知らせ

ひとめぼれ 「水沢産」

一年を通しプラザイン水沢で美味しい米の生産をお願いしている、森岡誠さんに今年の米の出来具合と久しぶりに挨拶に行って来た。大きな4条刈りのコンバインで稲刈に奮闘中、少し時間を割いて頂き、お話しを伺って来た。今年の出来はどうですか?「春の天候が思わしくなかったので心配したが持ち直し平年並みになった」と言っていた。田に有機質の肥料「鶏糞」を入れると稲の茎が丈夫になり食味が良くなってくるようだと言っていた。
「今年の米は美味しいですよ」って言われ納得、さすが森岡さん常に改良に改良を積み重ね旨い米つくりにまい進しているようだ。それでは夫婦揃ってコンバインの前でチーズ。

天然のアケビ「一関市焼切」

一関市焼切佐藤時男さんの自宅前に天然のアケビが何と何十個と今年も連なっていると聞き出社前に寄って見た。スゲー、一本の木に100ヶ位アケビが連なっている、俺の子供の頃は、秋は栗拾いかアケビ取りが日課になっていた程、山の恵には結構自信があるが、これ程の数を一箇所で見たのは初めてだ!雨が降っているので傘を差しながら写真を撮った。アケビを食べようと背伸びしアケビを取ったその瞬間、葉に付いていた水滴が顔にザー衣服にザー、あ~あ。又その後が最悪で水滴で鼻の辺りに湿疹が出来、赤くなり痒い~ 雨の日のアケビ取りは要注意。

十文字米 「北上市口内」

北上の美味しい米を求め今日は北上市口内で農業を営んでいる、十文字米生産組合長の菅野幸蔵さんに合いに行って来た。口内は江刺金札米発祥の地と言われている所、北上から107号線を10K程東に向かって行くと山々に転々広がるなだらかな田園地帯、昔々のお話に出てくるような山、小川等、まさしく日本の古里と言う風景がそこにあった。大胆な農地整備がされていない為、田んぼも一区切り10アール未満、菅野さんには稲刈りで忙しい中色々とお話を伺って来た。田んぼに足を踏み入れたら結構ぬかり田で、作業が大変でしょうと言うと、常にこの状態だからこれが普通と言っていた。ここはとても水持ちが良いとも言っていた。菅野さんは美味しい米の生産に必要なのは水と土と断言、水は国直轄の第1号ダムとして、昭和16年4月に着工され田瀬ダムからミネラル豊富な水が供給され、土は代々受け継いでいる粘土状の黒土、東京の人がこの土地のこの米を是非購入したいとの申し入れを36人の人が集まり十文字米として組合を設立し東京に出荷しているらしく北上では最高の米の産地として認知されている。そんな米を食べてみたいので新米が出来次是非お願いします約束をし、口内を後にした。帰りがけ軽トラックから菅野さんの奥さんが栽培しているらしく美味しそうな豊水梨を頂いた、ラッキー 

プラザの各料理長「千葉康則」

きくすい、北上店の料理長千葉康則38歳、ホテル初の和食の店が9月12日にオープン、何人かいる料理長候補から彼を抜擢、千葉料理長の判断力と仕事に対する熱意、味覚、感性、創作料理を作らせたらさすがと唸らせるテクニックがある。特に盛り込み料理は抜群の才能を発揮しお客様の楽しませてくれる。オープンキッチンでキビキビとした動きと料理長の味を是非、きくすい北上店で堪能して頂けると思う。

北上市二子町川端「二子芋」

もうすぐ芋の子汁の季節、まだ早いと思いつつ最高の芋の子を求め北上の二子町川端で二子芋を栽培している、八重樫順さんの畑に行って来た。川端に着いて驚いた!そこは、長芋、牛蒡、里芋、トマト、露地物胡瓜、漬け茄子と殆んどが、野菜畑だ、土壌は黒土で歩くと灰汁の上の歩いているようにフワフワだ。畑としては最高の土壌、すぐ近くに北上川が流れ、北上でも畑にするには最高の土壌らしい。今年は雨不足で心配したが何とか立ち直りホットしていると言っていた。八重樫さんは子供の頃、お母さんが亡くなられて15歳頃から一家の働き手として農業に従事して来た「ツワモノ」。そんな農業を知り尽くした、八重樫さんの里芋を食べたくなり。収穫出来次第、送って頂くようにお願いをして来た。北上に行ってよく北上の美味しい野菜を作っている人を紹介して欲しいとお願いしていたが意外や意外、北上住民ですらあまり川端は野菜が旨い産地とは知られていないと感じた、この土壌と素晴らしい生産者にお会いし今日はHAPPY。

遠野宮守村「薬師窯」

「和食処きくすい・北上店」のオープンが9月12日に決まり、毎日が慌しく過ぎて行く、昨日は店の置物を見に遠野宮守で地元の土、焼き方にとことんこだわっている陶芸家、菊池和好さんのお宅に行って来た。そこは古い民家で玄関を入ると広い土間があり別世界に来た感じだ。倒れそうな古い民家を買い取り、古材を使い前の住居をそのまま再現していた。皆さんここに来ると、殆どの方がのんびりして良いね。こんな場所で住んでみたいと言うらしく菊池さんいわく冬の寒さがご馳走だと笑っていた。こだわりの陶器を菊池さんに丁寧に教えて頂きながら気に入った器を何点か購入して来た。

プラザイン水沢の各料理長「相沢和広」

きくすいMGR相沢和広44才、きくすい店長兼きくすい料理長、プラザイン水沢の料理の評価はこのホテル内の和食処「きくすい」から始まったと言ってもいいかもしれない。相沢料理長は小まめで繊細、努力型かな、自宅の庭に料理に使う木、花、ハーブ等を植えて使用している程で。料理には妥協しない執念を持っている。得意な料理は前菜・八寸等、手間の掛かる料理が彼の持ち味だ。

プラザ水沢の各料理長「上野祐市」

調理グループMGR上野祐市45才、宴会・イタリアンレストラン調理場の料理長、写真の通り、初対面の人とは怖いイメージがあるらしく、でも人柄は優しく義理人情に厚く力持ちって感じかな、顔に、似つかず繊細な料理を作る、レシピーを頼らず自分の舌と感性を大事にする料理人。自慢の料理は煮物、素材を生かすテクニックは素晴らしい、それと色彩と盛り付けは他を寄せ付けない感性がある。

完熟トマト「盛岡・武蔵農園」

美味しいトマトを求め今日は盛岡本宮でトマト生産者「武蔵農園」の社長、武蔵康さんのトマトハウスに行って来た。盛岡は小雨、トマトのハウス前で武蔵社長さんが笑顔で迎えてくれた。トマト大好人間がこうしてトマトのハウスを見学し直接お話を聞く時ってワクワクしてしまう。武蔵さんは美味しいトマトを生産する為に5つのこだわりを持って栽培をしていると言う。土作り、こだわりの水、減農薬栽培栽、環境改善、トマトにストレスを与えない等、低硝酸熊窒素栽培と聞きなれないお話を伺って、牛、豚、鶏等の堆肥は使わず全てぼかし肥料、安心安全を第一に考えながらトマトと向き合うと何を今欲しがっているか分かる。その都度トマトに聞きながら接し、優しく育てていると言う。それがトマトにストレスを与えない環境と言っていた。そんなこだわりのトマトを食べた、俺の舌が喜んでいる、一度に何個も食べたくなると。

日本一前沢牛「前沢区古城」

岩手の自慢する1つに前沢牛がある、その日本一美味しい前沢牛を繁殖から育成、肥育まで一貫経営している前沢区古城の阿部正義さん宅に行って来た。自宅に伺い色んなお話を聞いて見た。繁殖してからの飼育の時期はその後の牛肉の質に大きく影響が出るらしくビタミンA「コントロール」が不可欠とも言っていた。ビールを飲ませたり、酒を掛けて、まめにマッサージでもしているのかな?と思っていたが阿部さんは他所ではそんな話しを聞いたことあるがここではしていないとキッパリ、先ず牛にストレスを与えない事、その為には牛舎を広めにし、常に何度も藁を入れ替え住まいとして快適な環境を作っている、牛の気持ちを判ってあげる事、牛の顔を見れば何を求めているか分かるそうだ。Oh~牛と会話しているのだ。そんな牛舎を拝見して、何と牛舎独特の臭いが殆んど無いストレスが無く餌となる大麦が胃の中で消化しているから尿に強い臭いが無いと言っていた。健康な牛は尿に臭いが無い、健康な野菜は虫が付かない。畜産も野菜も何か似ていると感じた。

1234